<本当の解説・敬語>

尊敬語、謙譲語、丁寧語のだいたいの意味に関しては、
ほとんどの人がわかっていると思われますので、ここでは省きます。

間違いがちな表現について、いくつか紹介してみます。

1.謙譲語を、尊敬語と勘違いして使ってしまう。
意味
尊敬語
謙譲語
食べる

聞く

言う

見る

する
召し上がる

お聞きになる

おっしゃる

ご覧になる

なさる、される
いただく

伺う

申す

拝見する

いたす

例えば、相手に「食べてください。」と言いたいときに、「どうぞ、いただいてください。」と言うと
相手の動作に謙譲語を使ってしまうことになり、明らかに間違いです。
(「召し上がってください。」が正解)

しかし、この系統の間違いは結構よく見かけます。
「どうぞ、ご拝見ください。」など、「ご〜〜ください」を付けると、
何となく尊敬語のように聞こえることが原因だと思います。
上の表で間違って使っていないか、再チェックしてください。

2.二重敬語をつかってしまう。
丁寧に話そうとするあまり、二重敬語になってしまうこともありがちです。
上の表にある表現は、それだけで敬語表現なんですが、それにさらに敬語をつけて
「ご覧になられましたか?」などと言ってしまうと、二重敬語です。
(「ご覧になりましたか?」でOK)

3.自社の人の行動を他社の人に話すときに、尊敬語を使ってしまう。
これは、私が普段仕事をしていても、非常に多い間違いです。(と言っても、1割以下の確率ですが・・・)
電話で「○○さんはいらっしゃいますか?」と聞いても、「いえ、○○さんは、外出されています。」などと
言われた時には、「○○さんって社内では、ものすごく偉い人で通っているんだなあ」と感心します。

4.自分の動作に尊敬語を使ってしまう。
めったにありませんが、ついうっかり、というケースがあります。
特に多いのは、「××さんに、お伝えください。」などと伝言をお願いされたときに、
「はい、××にそうお伝えします。」と言ってしまうケースです。
伝えるのは自分なので、「お伝えする」という表現はおかしいのですが、
なんとなく謙譲語っぽいことから、よく間違いをみかけます。

私はビジネスマナー評論家ではありませんが、普段仕事をしていて
よく見かける間違いについて、簡単に説明してみました。

ところで関西弁は大変便利で、たいていの言葉は後ろに「はる」を付ければ尊敬語になります。

いやあ、こんなに気さくに話せる関西弁って、本当に良いですね!



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